当法人では、いくつかの専門学校から実習生を受け入れております。
1月中旬から、新宿医療専門学校より2名の実習生を受け入れております。
https://www.ssjs.ac.jp/
実習は、歯科衛生士の3大業務となる、歯科予防処置・歯科診療補助・歯科保健指導を中心に行います。
1日を例にあげますと、、、
午前中は、特定の歯科医師にずっとついていき、歯科診療補助を行います。
やはり、診療補助を行いますと、遠くから眺めているだけに比べ、一番患者様の口腔内に近いところから、診療を見学することができます。
資格取得後の実業務では、虫歯を削ることはありませんが、それでもどのような治療が行われ、どう改善していくのか、患者様とお話ししながら、「知る」ことは非常に大切なことです。
午後は、特定の歯科衛生士にずっとついていき、歯科予防処置・歯科保健指導を見学します。歯周組織検査・スケーリング・ポリッシング・SRPなど技術的に身につけるべき事柄を、まじかに見ながら患者様への触れ方、口腔内にどのように器具を入れて、どの角度で当て、パワーはどれくらいなのか、反復して記憶し、自らが術者となったときにスムーズに対応できるように身につけていただきたいと思います。
また、歯科保健指導においては、その患者様の口腔内の状態を把握し、改善すべき箇所、生活習慣などのバックグラウンドも考え、今回の指導の目標をどこに設定し、改善していくのか、計画を立てる技術が必要です。
予防処置については確かな技術があり身につけるものですが、保険指導においては患者様のモチベーションを上げるための距離感なども大切な要素となります。
正しいことを「正しい」と押し付ければ、患者様の口腔状態は良くなるわけではないのです。
その感覚は、「こうするんだよ」って安易に教えることはできないのです。
当日の実習記録を作成し、担当歯科医師が確認、補足説明します。
理解度を確認し、正しく把握できているかを毎日確認していきます。
また、相互実習の時間には、当院スタッフに対して、実習生がスケーリング・ポリッシング・フロス・歯周組織検査などの基礎的な実習を行います。受ける側がプロですから、正しくレスポンスを受けることができます。
これまで教科書上で習ってきた知識に、確かな経験をプラスして、ご自身の力として身につけていただきたいと思います。